嫁入りのお道具の一つでもある【真珠(パール)のネックレス】。
そんな必需品のパールネックレスをRosettEからご用意できるようになりました!
ただ、必需品だからって本当にパールネックレスが必要なのか??というお声もよく聞こえてきます。
RosettE Pearlの商品例
真珠というものは大人の女性の嗜みの一つです。しっかりとマナーを知った上で真珠を身に着けていただくことで、ワンランク上のフォーマルなイメージを与えてくれます。
真珠のネックレスをつけていく場所は限られていますよね。冠婚葬祭、子供たちの入園式(入学式)、卒園式(卒業式)。真珠を持っている人はみなさん絶対に着けてくるのです。そうすると、どんなものを着けているのか見比べられる状況になります。そういった場所に行くとき、女性は家族の代表として着飾るのでしっかりとしたフォーマルな格好をして、他の人からしっかりとした印象を持ってもらう為にもやはり真珠のネックレスは必要になってくるのです。
そこでRosettEはその家族の顔となる存在の女性様に少しでも上質な真珠をお届けしたいと思い、RosettE Pearl(ロゼットパール)という拘りの真珠のネックレスを作りました。
ちなみに、、、【パール】の語源と由来は、見た目の形から『洋ナシ』を意味するラテン語で「ピルラ(Perla)」や、『二枚貝』を意味する「ペルナ(Perna)」からその名をつけられた。等々諸説あります。和名は『真珠』です。日本では、山でとれる美しい石には [ 玉 ]、海でとれるものには [ 珠 ]といい、そこから名付けられたと言われています。
RosettE Pearlは、RosettE(ロゼット)と日本屈指のアコヤ真珠養殖場上村真珠とのコラボレートで生まれた、純国産のパールブランドです。
RosettE Pearlで使用する真珠は全て、上村真珠が創り出した美しいアコヤ真珠の無調色越物真珠のみを厳選しています。
上村真珠とは・・・
七度のグランプリを獲得
創業者が真珠の美しさに魅了されて、大学卒業した昭和25年からずっと真珠の養殖し、真珠の美しさだけでなく、稚貝・母貝・細胞貝まで自社で養殖・研究、餌となるプランクトンの培養までの真珠の全てを追求してきた日本でも唯一と言っても過言ではない会社です。いち早く、真珠本来の美しさを表現できる無調色パールの生産に尽力し、日本国内屈指の真珠養殖業者へと進化し続けているのが上村真珠です。その真珠へのこだわりの高さと作られた真珠の美しさから何度も農林水産大臣賞を受賞しています。
経年変化に強く 耐久性が高い
他の鉱物系の宝石とは違い、真珠は生物から作り出される唯一の宝石です。生物が作るからこそすべての真珠には個体差があり、色や形も色々です。それらの個性を揃えて一本のネックレスを仕上げるために、ほとんどの真珠には人工的に色を加えて整える調色という作業が施されます。
本物にこだわる『RosettE Pearl』はそういった人工的に色を付ける調色作業を一切していません。無調色の真珠が放つ本物の真珠の美しさを届けたいという想いで一点一点丁寧に作られていきます。
★無調色でもシミ抜きが必要になります。シミとは真珠層にある有機物ですが、それを除去することでより透明感がでてテリ(輝き)が増します。シミを抜くために真珠をアルコール液に着けるのですが、シミが少ないもので2-3週間程度、シミの多いものは半年近くかかります。最初のシミ抜きの選定で全体の40~50%しか使えません。繰り返し処理をすることでしっかりシミ抜きができるのですが、それでも全体の10%はシミが抜けきらないので使うことができません。ただ、このシミ抜きも真珠にすごく負担がかかるため、あまり何度も何度も薬品に漬け込むことは良しとされません。
越珠真珠とは・・・
越珠真珠
★越物真珠は、当年物真珠に対して死亡率が上がります。また、巻きが厚くなれば真円率も低下します。さらにキズ(えくぼ)が増える割合も高くなります。当年物に比べ、長く養殖することで倍の広さの漁場も必要となります。
上村真珠は、形・キズやリスク軽減より巻き厚の分厚い真珠として最高の美しさに重きを置いています。RosettE Pearlはその拘りの中で育てられた真珠の上質な粒しか使っておりません。
環境へのこだわり
一度も人の手が入った事のない場所
★真珠の養殖の流れ
1.稚貝の生産
人工採苗(じんこうさいびょう)・・・ 3~6月にかけて、陸上施設で稚貝の生産から始めます。
WAKANAの生産元の上村真珠では、養殖の漁場である半城湾(壱岐)に適した貝を作るために、昭和43年から人工採苗をはじめ、5年間かけて養殖に伴う貝(母貝・母貝を繁殖させるための貝)の全量確保に成功しました。
近年では、真珠の色目に影響する細胞貝(真珠の核に張り付ける細胞を摂取する貝)の研究に力を入れています。両貝とも真珠層の厚さが真珠のテリ(輝き)に影響するため、毎年データを記録して、良く巻く貝・細胞貝を厳選して親貝として受精させます。また上の写真(右)のように餌となるプランクトンの培養も行っています。実際、この施設を見に行きましたが、養殖場には一切見えない研究所と言った方がしっくりくる施設でした。
2.核入れ
挿角(核入れ)・・・
4~10月 稚貝を数年(2~3年)育て上げ、育てた母貝に核と細胞を入れます。この時、職人が母貝の調子を見ながら核入れできる母貝のみを厳選していきます。
使用される核は、アメリカ産のミシシッピ川で採れたドブ貝の貝殻部分のを丸く削った物を使用します。
細胞は、アコヤ貝の外套膜(貝ひも)を1mm程度に切り分け使用します。←これを【ピース】と呼びます。
ちなみに、核入れ作業は10~15人の職人さんで核入れをしていきます。ベテランの職人さんで一日に800~900個の貝に核入れをしていきます。見学の時に核入れ作業を体験させて頂きましたが、生きた貝に手術をするようにメスで口周辺からから生殖器部分まで切れ込みを入れて、先に細胞を入れてから核を挿入していき、入れた核を吐き出さないようにしっかり奥まで押し込まないといけないといったかなり集中力が必要な神経を使う作業で、そんな個数をこなせる気が一切しませんでした。。。
年間に200万個の貝に核入れをしていくのですが、越物真珠にしていくのはその中でも120万個。そして、『RosettE Pearl』に使用できる真珠はその中でも上質な少しの部分しかありません。
補足・・・あまり知られていませんが、アコヤ貝にとって入れられる核の大きさは人で例えると人の中にバレーボールくらい大きさになるそうです。そんな大きなボールを手術で入れると考えたら母貝への負担がすごく大きなことは容易に想像できます。元々アコヤ貝は強い生物ではないので、非常に慎重に作業しないといけない項目になります。
3.挿核後
核入れ後・・・
核入れの傷が治るまでは、湾の中でも波の静かな場所で養生させます。傷が癒えるとレントゲンにて核が脱核していないか、適正な位置で留まっているのかを確認して上記の写真(左)のように縦籠に綺麗に並べて沖に出します。
沖に出してからは、貝に藤壺や海藻などが付着するため、定期的に船の上で水圧洗浄機で掃除をしていきます。さらに大きな汚れがついた貝は、上記の写真(右)のように陸上にあげて手作業にて汚れを除去します。湾内すべての母貝ではないですが相当な量の母貝の洗浄になります。そのため多くの人手が必要となりますが、こういったこまめな手入れが後の真珠の収穫量と品質に関わるため、きっちりこだわって手入れしてします。
4.浜揚げ
寒い時期に行うことにより、きめ細かい真珠層が一番上に形成されて、美しいテリ(輝き)を放つようになります。これを化粧巻きと言います。
※当年物(一般の真珠)・・・春~冬 7か月~9か月
※越物(RosettE Pearl)春秋~冬~翌年の冬 15か月~21か月
★真珠の美しさの評価
真珠にも、ダイヤモンドのような明確な評価基準が存在します。
「巻き」「形」「テリ(輝き)」「キズ」
の4つの項目に分けて評価されます
1.巻き(巻厚)
あこや真珠は、アラゴナイトといわれる非常に薄い炭酸カルシウムの結晶が1000枚以上積み重なって構成されています。厚さが0.35ミクロン~0.5ミクロン(1ミクロン=1/1000mm)で一般的な真珠と比べるとすごく厚いものです。ただ巻きが厚いだけではなく、表面にも中にもキズがない真珠は、本当に極わずかしかとることができません。
2.形
あこや真珠の「形」に対する基準は他の真珠に類を見ないほど厳しく、ラウンド、セミラウンド、バロックに選別されます。形の変わった不定形なものはバロックと呼ばれ、個性的な変型真珠もファッションジュエリーや真珠の愛好家からは非常に人気のあるものです。
3.テリ
輝りは真珠の厚さの「巻き」と大きく関係し、巻きの厚みのある真珠の方がより輝りは良くなります。しかし、「巻き」厚い全ての真珠が「輝り」が良いというわけではありません。真珠の表面の柔らかさや、真珠層の厚さの均一性で大きく変わります。真珠の内部からの反射光が美しいものが理想的で、輝りの良い真珠は映りこむものがシャープに見えます。
4.キズ
RosettEの厳選した真珠は、キズの少ない上質なグレードの真珠をジュエリーに施します。