ROSETTE/SPの指輪ができるまで
精密な機械がずらりと並ぶ工場然とした空間ですが、そこは職人の技と経験なくしては成り立たないクラフトマンシップに満ちたものづくりの場です。素材となるプラチナづくりから完成品になるまでのすべての工程は、機器を自身の手のように操る職人たちがいてこそ。
純度計算をした材料を溶解します。通常のプラチナや18金などは溶鉱炉で高周波溶解を、ROSETTE/SPに使うスペシャルプラチナは炉内が真空状態になるアーク溶解を行います。一般的な溶解(高周波溶解)は20分ほどで済むが、アーク溶解は1日半ほどの時間と手間ひまがかかります。
材質や形状をみながら高周波溶解炉に入れていきます。このとき溶けはじめると早いために職人がそばで様子を見守り調整を行います。
そして溶けた素材を型に入れて、長方形のインゴット(のべ棒)に仕上げます。
![ROSETTE/SPの製造工程](https://rosette-ring.com/cont/wp-content/uploads/2023/03/e23ae0c929b15342467f829d94325515.jpg)
![ROSETTE/SPの製造工程](https://rosette-ring.com/cont/wp-content/uploads/2023/03/4e3b8505706baa0a0360d412514a5dac.jpg)
ROSETTE/SPの鍛造製法は、プレス機で行います。素材となるインゴットは、大体40回程度はローラーでのばしていきます。インゴットをローラーでのばしては戻してまたのばす、という作業を地道に繰り返します。
![ROSETTE/SPの製造工程](https://rosette-ring.com/cont/wp-content/uploads/2023/03/f7539ee5face9bd03a1655cef15e5d95.jpg)
![ROSETTE/SPの製造工程](https://rosette-ring.com/cont/wp-content/uploads/2023/03/764ced92868fab0a87bac45ed7b94fa8.jpg)
![ROSETTE/SPの製造工程](https://rosette-ring.com/cont/wp-content/uploads/2023/03/4386c68051afb5782d1e4ce9a9d9da2e.jpg)
規定の厚みになれば、プレス機で型を抜いて成形します。薄くのばしたプラチナを機械でドーナツ状に抜き、ドーナツ状のメンコ型を曲げ起こしていきます。メンコ型(右図左端)から段階をへて、潰し成型というリングの原型(右図右端)まで仕上げます。
鍛造やシームレス加工も熟練職人がつきっきりで作業をおこなっています。
オリジナルの機械でリング径を内甲丸状に広げて素材刻印を刻みます。何度も機械や刃先を変えてはリングの外側や側面などを手先の感覚だけを頼りに100分の1ミリ単位で削りながらバランスを整えていきます。
![ROSETTE/SPの製造工程](https://rosette-ring.com/cont/wp-content/uploads/2023/03/0054.jpg)
![ROSETTE/SPの製造工程](https://rosette-ring.com/cont/wp-content/uploads/2023/03/0067-1.jpg)
左画像はデザインの削りだしを行う工程、右画像は均等につや消し加工を行う工程です。
全ての工程をクラフトマンが付きっきりでつくられるROSETTE/SPの結婚指輪はPt999という特別な素材を使ったリングにふさわしい“最高のプラチナ”を”最高のふたり”が恋愛の”最後”を飾るというドラマチックな結婚指輪をお届けします。
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